きりしま食堂
高原町役場のすぐそばにある、きりしま食堂。
ご主人の山口豊徳さんは、大阪で料理人の修行をした後に奥様の陽子さんと出会い結婚、その後お店を開業しました。
今年で創業56年目!隣では奥様が美容室を営んでおり、夫婦二人三脚でひた走ってこられたのだろうな…とお二人の努力、月日の経過に感じ入ってしまいます。最近はどちらのお店も営業時間を14時までに短縮しており、店じまいの後夫婦2人で買物へ出掛けるのが日々の楽しみだそう。
陽気な笑顔がステキなご主人。お店へ入って少し言葉を交わしたと思いきや、ささっと手品を披露したり、冗談を言っておどけて見せたり…。そのまろやかな雰囲気にすっと包み込まれます。ちょうどお客さんと居合わせていた奥様の陽子さんも一緒に、いろんなお話を聞かせてもらいました。
女は強いようでいて弱い 男は顔は厳しいようでも心は優しい
最近夫婦で話すのは、お互い思いやりを忘れずに長生きしようということやね、とご主人。奥様が心臓を患ったこともあり、日頃からの気遣いを欠かしません。
「朝から晩まで笑っちょる、それと妻を大事にする」 との言葉を受けて
「うちは世界一かも知れん・・」 と続ける奥様。
自宅裏の菜園にて、ぐんぐん伸びているエンドウ豆。
絵描きが趣味の豊徳さん、絵の中にこんなイラストを発見。
温かみのある夫婦画、あふれる愛情にほっこりします。
店主おススメの「あんかけ焼きそば」テイクアウトもできますよ~!
「私の身体が悪いからと、いつも自分のものは買わずに私にくれる。
サプリはダメだ、口からちゃんとした栄養を取るんだと、
畑で育てた生野菜や果物を毎日用意してくれる」
それ以外にも、歌が大好きな奥様の声を編集した曲をドライブ中にかけて元気づけたり…等、、それはそれはため息が出るくらい愛情たっぷりです。
「若いうちは思わんですよ、年をとってからやね」と照れ臭そうに笑うご主人。
それを聞いてちょっとホッとしましたが(笑)
話を聞いているこちらまで幸せ気分になります。
咳一つで体調がわかる。これは肩こりの咳やな、とかね。
けどウチんとは逆。私が咳すると「せからしぃが!」てね笑(豊徳さん)
男はお洒落とかそんなもん、どうでもええ。清潔であればいい
「立派なお店ではないけれど、いつ保健所の人がきてもいいくらい衛生的なのよ。
清潔が一番ですよね」と奥様。ふと店の奥にある厨房に目をやると、すっきりとした空間にピカピカのシンクがちらり。
わ、本当にきれい…と見とれていると、間髪入れずに「私はハゲおじさんです」とおちゃらけて見せるご主人。きりしま食堂、実は宮崎県で表彰されるほど清潔ピカイチの食堂なのです。
隙あらば…という感じで、さっとキレよくおどけて見せるご主人。
こんな風に軽やかに年を重ねていけたら素敵だなぁ。
常連客の方おすすめのトンカツ定食。「お漬物がおいしいのよ~」とにっこり。
自分の欲ばかり考えたら必ず不満になる。いつも感謝を忘れずにいたい
ご主人は幼少時代に貧しさを経験したおかげで、贅沢ができない、毎日食事ができるということだけでも本当にありがたい、幸せなことだと言います。
豊徳さん「人の文句言うのは簡単じゃ、みな長所・短所あるわけで。それでもなんか嫌なことあった時にはね、貧しい人達の事を思うわけ。1日にパンの一欠片しか食えない人もいるのに比べたら、私は幸せじゃわーて。そうすると安らぐがよ。自分の欲ばかり考えていたら、結局は必ず不満になる。」
陽子さん「そういう考えでいるから、逆に恵まれてくるのかな。それにもう今の時代は、昔みたいに義理とか持たずに割り切らんといかん気がする。
できることはしても、見返りの気持ちは捨てないとね。自分ももう歳だし、今日を大切に楽しく生きようって。周りことを色々言うよりは、自分たちの考えを変えていかないと良くならないと思うのよね」
淡々と言葉を交わし合うおふたり。
長年連れ添ったご夫婦ならではの味わい深い会話に聞き入っていると、時間はあっという間に過ぎていきます。そんなご主人達の雰囲気に癒されるのでしょうか、一日中居られるお客さんもいるとか。私もすっかり心洗われるような優しいひとときを過ごさせていただきました。
豊徳さん、陽子さん、ありがとうございました。
しばらくお休みいたします
フリーライフたかはるをお読みいただき誠にありがとうございます。
2018年7月より記事を投稿してきましたが、担当が産休に入る為、今回の投稿を区切りにお休みとさせていただきます。
復帰後の投稿がいつになるが分かりませんが、お待ちいただけたらと思っております。
合同会社 米夢
―「生かされている」というのは 、自分が生かされているっていうことですよね?
追立さん:だと思います、そう感じます。土地があって作物が育ち、自分達はそれを収穫して生きていますもんね。水も自然の湧水なので、季節によって多少の差がありますから、思い通りにはなかなか…。
―思い通りにいかない、ていうのも結構な学びですよね。私は子育てを通してそれを実感しましたが… (笑)
追立さん:そうですよね。自然を前にしての無力感というか、本当に自然の一部なんだなと思いますね。生かされていること、感謝の気持ちが実感としてすごくあります。今は自然の中で暮らせていることがいい。サラリーマンに戻りたいとかは全く思わないですね。
会社周辺の景色。霧島山の下に広がる田園風景が清々しい。
―お互いを尊重し合いながら、一緒に仕事されているんですね。
有水さん:うん、すごい子やから…あの子は本当にいい子だからですね。うちの子ども達もすごく感謝しています。“追立さんが来てくれて良かった”って喜んでいますよ。戦後開拓で親父が開いた土地だから、潰したり、他人に渡す…というのはやりたくなかった。土地を売る、というよりも貸すという形が精いっぱいだなと思っていたんですよ。だから会社を作って、会社に土地を預けるという形を取れば、土地を売らなくて済むかなと思っていますけどね。今は二人でやるにも手が足りないほどになってきているので…経営的にはそんなにいい訳ではないですけど。
―いい形で道が開けてきているんですね。“合同会社”ということですが、お二人の役割がそれぞれあったりするのでしょうか?
有水さん:そうですね、どういう風に販売しようかとか、常に一緒に相談しながら何でもお互いに意見を出し合って進めています。自分としては、これからは彼がとにかく中心になっていかなきゃいけないから、ゆくゆくは新しい機械をいれて、自分はサポートに回るような感じにしていきたいと思っていますね。
―追立さんと、有水さんご夫婦。ありがとうございました。
えがおリレー vo.13 原田 智子さん
手前が智子さん、この日は里芋の選別作業をお手伝い。芋をささっと手早く選別し仕分けます。
―お孫さんと一緒に! 智子さん、ありがとうございました。
高原アイスクリーム研究所
カップアイスも種類豊富!地元食材使用の素材にこだわったなめらかアイスです。
中央が小野田さん。かき氷にアイスがのった「ゆるりラテ氷」高原食材が結集した一品!
これは2017年に2度目の優勝を果たした「BEBUソフト」コンテストでの2連覇は高原町が初の快挙!
―小野田さん、ありがとうございました。
えがおリレーvo.12 久保ぶどう園
今、一番人気なのはシャインマスカット。見るからに綺麗で美味しそう…!
試食も出来ます。味比べをして好みの品種を見つけてみては!?
“お持ち帰り下さい”と、片隅に新鮮な野菜がゴロゴロ♪
えがおリレーvo.11 堀田 博文さん
お部屋の棚には思い出の品や、堀田さんの好きなものがズラリ!
★写真から肖像画を仕上げてもらえますよ。ご興味のある方は090-7169-8000(堀田さん)まで。