えがおリレーvo.3 田口 恵さん
たかはるで日々暮らしをいとなむ人々。
その人生やありのままの姿をリレー形式で伝えていきます。
その人生やありのままの姿をリレー形式で伝えていきます。
今回は第3回目、田口 恵さんです。
高原町出身の恵さんは現在、後川内地区に家族で暮らしています。
高校卒業後には熊本へ行き、そこで出会った(偶然にも同じ高原町出身だった!)
旦那様とご結婚。その後お子さんが2歳になったときに、ふと高原町へ帰ることになったそうです。
「熊本もすっごく楽しくて。けど何か自然な流れで帰ったんですよね…子どもも出来たことだし、そういえば二人とも高原出身だったねって(笑)」
「その時務めていた小林市にあるサロンのオーナーが整体師さん、その奥様がエステティシャン。その時期に講師として来ていた先生も、リンパやアロマを教えていたセラピストさんだったという流れで、すごく運が良かったんです。
そのすべてを習得できたという…。
けど仕事柄、土日も忙しくて。ずっと子供の野球チームの試合についていけなかったことに申し訳ない気持ちもありました。後々そのことを後悔したくない、せめて最後位は…と、子供が6年生になるタイミングで自分の店をOPENしたんです。
全てが勢い(笑)」
元々自分で何かしたいという気持ちが強かったという恵さん。
お店の名前も19歳の時にはすでに心に決めていたそう…!
「お店の名前である“GEM”っていうのはメグ(恵)の逆なんですけど、宝石・輝くっていう意味があるんですね。毎日を笑顔で過ごしてほしいっていうのがコンセプトです。
そして私のテーマ、一番は《心と身体》です。もう今の世の中…この現状がね。
毎日楽しく笑顔で!っていっても、現実そうじゃない人って多いと思うんですよ。
実際に心と身体が疲れている人って、本当に沢山いる…」
お店は、小林市の静かな住宅街にある一軒家。
これまでのお客さんにも気軽に来て欲しいという気持ちと、出来るだけ静かな環境でリラックスして欲しいという想いから、今の場所を選んだそうです。
「来られた方に喜んでもらえると、不思議とすごく元気をもらうし、
やる気が増すんです。自慢じゃないけど、心だけは込めてやっています」
施術室。体調に合わせてボディトリートメント、フェイシャル、リフレクソロジーなどを行う。
セラピストとしてお店を開き、もうすぐ4年目に突入。
二人の男の子(中2・小5)を育てながら…今どんなことを想うのでしょうか?
恵さん:出産して、お母さんという未知の世界に入り、子育てしながら
“自分が育てられているな、これなんだな”って後から気づきました。
人ってその環境に応じて、なるようになるというか…強くなるんだなって。
良く聞きますよね、《男は、女に変わってほしくないと思う。
女は男に変わってほしいと思う》って(笑)
うちの子は地元のことを、こっちは嫌だとか、何にもないとか言っているけど…。
たぶんまだ気づいてない。例えばひとつ、自然を感じること、人を感じることで
高原の良さが分かるようになるといいなぁって思っています。
長男なんかは東京に遊びに行ってきて「ものすごく楽しかった!」っていうので
「住めばいいじゃん!高校卒業したら…」て言うと
「いや、住むのはいいかな。」って、子どもながらに言ったりするんですよね(笑)
けど一回は(外へ)出て欲しい。世の中に出ていろんなことを感じて欲しいから。
やっぱり男だから、どんな環境でも強く生きられるようになってくれたら…
と願ってます。
恵さん、ありがとうございました。
お部屋に入ってまず感じたのは、空間の透き通ったようなここちよさ。
空気が整っているというか…透明感がありますね、と伝えると、え!?
とびっくりされた様子。
「お客さんに霊視とかヒーリング関係の人がいるんですけど、
“ここには何もないね”とか“この部屋何かしてもらったの?”て言われるんですよ。
何でしょうね~。自分は全く無意識、何も考えてないんですけど…」
と明るく笑います。
たぶん恵さんそのものが、癒しの要素をお持ちなんだろうなぁ~と妙に納得。
お話を聞いていると、人のこころと身体を楽にしてあげたい…という気持ちがひしひしと伝わってきます。そんな中、こっちがお話を聞きに行ったはずが、いつの間にか自分の話をしている我にハッと気が付いたりして…(笑)
包み込むような優しさ、芯の強さをもったステキな女性でした。
次回のえがおリレーは、恵さんの地元である後川内地区の看板娘!
「地域を元気にしてくれる人、アグレッシブな姉さんです」とのこと。
どうぞお楽しみに…!