~たかはる人のお仕事事情~ 中原さん(半農半X)

 

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大阪から5年前に高原町へ移住してきた中原さん。
現在、高原町役場で仕事をしながら兼業で農業をされています。


役場で仕事中の中原さん。朗らかな人柄で周りを和ませてくれます。​​​

 

 

高原町に来る前、どのような仕事をされていましたか?

中原:普通の一般事務職です。ずっと大阪で暮らしてきました。
5年前に移住を思いついて。ふと思ったんです、55歳になった時に。
60で定年なって後何するの?って。田舎暮らしもいいかなと思ってね。
ただ隠居するっていうのもなんかオモロナイと。
ただ60歳位から新しいことするのもしんどいんで、55歳で早期退職して
5年掛けて準備して60歳から田舎暮らし…ていう計画で進んで行きましたね。

やっぱり、このままでいいのか?ていう気持ちがずっとあって。
​移住先を決めるのに、和歌山や京都やら…いろいろ探し回ったけど、どこも
ピンとくるものが無くてね。たまたま自分の本籍が高原だったから
なんかの縁もあるかな…と高原に決めました。LCC(格安航空)も出てきて
行きやすい条件がタイミングよく揃って交通の便も良かったんで​。


―こちらへ来て、すぐ仕事は始められたのですか?

中原:子供が3人いるんですが、長女が一緒に(高原へ)来るって言ったんですよ。
介護の仕事をやっていたんだけど、“自分も新しい新天地みたいなことをしたい”
って。じゃあ高原行くぞ!って、とりあえず西麓にアパート借りて
二人で暮らし始めたんです。
娘は介護の仕事がすぐ見つかったので、とりあえず娘に養ってもらっている
ような状態が1年くらい。奥さんはまだ大阪で仕事していましたからね。
まず1年かけて暮らしながら、新たな物件を探し始めました。
そうして今の住まいに退職金などをあてて家を建てたんです。


高原に来て2年目になり、JAのマンゴー集荷場が5月~8月の繁栄期だけの仕事を
人材募集していました。マンゴーの選別なんて滅多にできない体験だと思って、
収入源になるし友達も出来ると思ってやりました。その時期は貯蓄を切り崩した
りしつつ、生活をまかなっていましたね。生活の資金繰りは大変な部分もあった
けど、まぁ何とかね。
大阪から一緒に来た娘は彼氏が出来て結婚して。今は(隣の)都城市に住んで
いますよ。…で、自分一人になっちゃうんでね() 
仕事探さないと…と思ってた矢先に役場との縁があって
今働かせてもらっている感じです。

そして今、高原に来て丸5年目です。今年61歳。
近所に営農組合の人がいたので、お手伝いして野菜の作り方教えてもらったり
田んぼの手伝いなどしているうちに、田植えのオペレーター勉強したりしてね…。
夫婦二人なら充分やっていけるんですよ。野菜や米も安くで手に入りますし。
自分で作れば尚更お金もかからないしね、生活の面ではなんとかやっていけてます。

楽しいですよ。全てが新しいことばかりなので。
こっちの人は気持ちのええ人というか、親切で色々教えてくれたりするので…
今は営農組合をきっかけに知り合いも増えて、関わりが広がっていってますね。
こっちは今までの世界とはまったく違う世界。どうなるやら…とは思いつつ、
けどストレスはないですね。

―ストレス無いって…素晴らしいですね。
そういう“せっかくなら色々やりたい!”という前向きな気持ちも原動力ですよね。

中原:今農業するようになりましたが、出来たものを誰かに食べてもらえたりしたら
嬉しいし、生活の喜びが増していく気がしています。
“色んな事にチャレンジできる”っていうのが
田舎暮らしのいい所かなっていうのはありますね。
ムチャは出来んけど、自分が楽しみながらのんびりゆっくりする、っていうのに
面白さを感じています。中々ね、スタート切るのも厳しいところあると思いますよ。いざ!ていうのは中々ね…。
けど、やったらやったでなんとかなるか!と。
あかんかったら大阪戻ればええか、という軽い気持ちも無くはなかったので。
がむしゃらに、ではなかったからね。

―そうですね。最初から深刻に考えず、軽い気持ちでまずはやってみる、
合わなければやめればいいかっていう心持ちも大事ですよね。

中原:生活していくのに…変な話、仕事はあると思うんですよ。
選り好みするから無いだけであって。とりあえず収入!てなればどんな仕事でも
あるし、逆にそれが新鮮だったりして。そういうのが面白いんだと思います。
収入自体は…例えば移住で関東から来たりした場合、減るには減ると思いますよ。
ただそれなりの生活をしていれば充分です。お金使うトコないですから(笑)
畑作業とかしていたら時間は経つし、ただ何もせず田舎暮らしでは面白くないから
やっぱりなにか自分の好きな事するのがいいと思いますよね。
(することは)いくらでも転がってる。

―これからの移住者に向けて、メッセージなどあれば聞かせて下さい。

中原:まず、自分が気に入った場所を見つけるということかな。
色んな所を見て探して、どこかピンとくる場所があると思うんですよ。
そういう所で過ごしていたら愛着も沸いて、近所の人とも仲良くなれたり
してくる。コミュニケーションとれてきたら、うまいこと(物事が)
まわっていくのでね。ここだ!と思う所をまずはじっくり探すこと。

―ここ!って思ったところに住めば、多少のことはね。
だってココ好きだもんって()

中原:そう、そうしたら何とかなるもんでね。
マイナス思考になるとうまくはいかない。
絶対自分達に合う場所がどこかにあると思うので、焦らず、慌てず、ゆっくりね。
生活費も何とかなるもんだな、ていう実感はありますから。
まずは場所を探してみて、気に入ったら農家民泊なんかもあるので
(今後、中原さん宅も民泊先の一つになる予定)そこで相談したりして
決めていけたらいいんじゃないかと思います。
これから先もどんな風になっていくのか…楽しみにしているところです。

―本当に、これからも楽しみですね!今日はありがとうございました


「いくらでも話せますよ~笑」と、詳しい話を快く聞かせてくれた中原さん。
駄目でも何とかなるか!という心持ちも、どんどん前に進んでいくことの
出来る秘訣。何より、色んな苦労もあれどご本人が楽しんで毎日を暮らして
おられるように見えました。
そしてある日の仕事終わりに、ちょっとご一緒させていただきましたので
写真でご紹介しますね~。​

 


【中原さんのある日の午後…】


帰り道。今年から田んぼを始められたそうです。広々~!景色もいい。

 




お家の横にある畑。囲い網の下を土で固める作業をします。
トウモロコシを狙ってくるアナグマ対策なり!

 


きれいに並んだ、かわいい落花生の芽。

 


どんなかな…?と掘り出されのは、らっきょう~



ハウスの中には…ニラやミニトマト、山芋も!
様々な種類の野菜を楽しんで育てておられました。